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北陸工業新聞社
2022/05/31

【福井】地域文化の向上へ飛躍誓う/設立50周年記念式典・祝賀会を挙行/協同組合福井県建築設計監理協会

 協同組合福井県建築設計監理協会の設立50周年記念式典が26日開催され、100人余が参加し、祝った。社会環境の変化に対応し、建築物が安全で機能性に優れ、美しく、福井らしい景観を創出したい考え。

 記念式典では、佐々木基之理事長が冒頭挨拶。歴代理事長らの功績を称え、敬意を表した上で、「会員(ピーク時40社、現在25社)の絆をより強固に、建築の木造化やゼロエネルギー化に向け、積極的に対応を」などと意欲を示した。
 来賓の県会、大森哲男議長、野田哲生議員、山浦光一郎議員、福井市会の野嶋祐記議員、富山県建築設計監理協同組合の中川潔理事長が祝辞。また、50周年記念誌の表紙デザイン最優秀賞に輝く川端秀和氏(木下設計勤務)を表彰した。
 続く祝賀会も、コロナに配慮し行った。瀬戸川信之専務理事が開会の言葉。田中猛雄県建専連会長で共生会代表世話人が挨拶。松本正輝県建築住宅センター理事長が乾杯。横山義博県建築士会会長と、木下賀之県建築士事務所協会会長が来賓スピーチ。松山憲雄県設備設計事務所協会会長が中締め。櫻川幸夫副理事長が閉会の言葉を述べた。
 参加者は、設監メンバーとともに、建築界を専門工事で担う共生会メンバーが揃い、今後さらなる飛躍を誓い合った。会場は、福井市内のザ・グランユアーズフクイで。

歩み振り返り

 50年の大きな節目を祝い、記念誌を昨年発刊した(式典はコロナで1年延期)。佐々木理事長が巻頭挨拶し、福井の地域文化の向上を目指し、誇りある社会の実現に臨んでいきたい、と強調。共生会の房川正己代表世話人も、優れた経営理念に敬意を表している。

佐々木基之理事長

建築設計界の一層の発展へ、会員の結束と活躍を呼びかけ挨拶=記念式典

大森哲男県議会議長

北陸新幹線の敦賀以西の着工へ、今年が大きな山場。福井の駅前は昭和30・40年代にできた建物ばかり。建て替えが求められており、俯瞰される設監の皆様と一緒に考えていきたい。

中川潔/富山県建築設計監理協同組合理事長

景気やコロナ禍も、激動の中、生き続けること、並大抵のことではない。人知れず、ご苦労されたと推察。日々努力の賜物で、今後60周年、70周年、100周年へ、益々のご発展を。

田中猛雄/共生会代表世話人(県建専連会長)

設計の先生と同じ土台でお話ができるのも、共生会のお陰。全国的にも貴重な会であり、建設業界で働く皆様が幸せになりますよう、微力ながら努力してまいります。

松本正輝/福井県建築住宅センター理事長

県内の優れた設計事務所が集結し、全国大手の事務所に匹敵する技術者集団となり、魅力的な公共物を半世紀にわたり作られた。その功績に心から感謝いたします。

hokuriku