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北陸工業新聞社
2022/05/31

【石川】6月見送り9月補正に/宝達志水町統合小の実施設計/改修内容を精査

 宝達志水町は、町内5小学校を押水、志雄地区の各1校に統合、改修する計画について、当初予定していた6月補正予算案への実施設計費計上を見送った。改修内容や事業費などに精査が必要と判断したため。町教委では今後、取りまとめ作業を急ぎ、町議会9月定例会に提出する補正予算案に、改めて関連経費を盛り込む方向で調整する。
 小学校の統廃合計画では、押水地区は押水第1、宝達の2小を相見小(麦生)に、志雄地区は樋川小を志雄小(子浦)に再編する。教室の再配置のほか、老朽化した空調や電気設備の更新などの改修を施し、安全で快適な教育環境を整える。基本設計は、押水地区を浦建築研究所(金沢市)、志雄地区を中島建築事務所(同)が担当した。
 相見、志雄両小の校舎はいずれもRC造3階建てで、延べ床面積はそれぞれ2741平方メートルと3871平方メートル。ともに耐震補強工事が完了している。
 町は今後、実施設計費を計上する9月補正予算案が可決され次第、速やかに設計作業に取り掛かり、年度内に取りまとめを終えたい考えだ。2023年度から2カ年で改修を進め、25年4月の開校を目指す。
 町民らを対象に公募していた統合小の名称案については、校名選定懇話会で3パターンの組み合わせに絞り込んだ後、寳達典久町長が、押水地区を「押水」、志雄地区を「志桜(しお)」にすることを決めた。町議会6月定例会に学校設置条例一部改正案として提出する。27日の町議会全員協議会で報告された。

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