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　国土交通省四国地方整備局は、四国の港湾のにぎわい空間づくりや旅客船の寄港・利用活性化などに向けた方策を検討する。各県１〜２港湾を選び、歴史的背景やにぎわい空間形成の取り組み状況、構想・計画などの資料を集め、その結果を踏まえてモデル地区を管内で１カ所設定する。
　モデル地区の景観や施設配置などが把握できるパース図を作ってにぎわい空間形成のコンセプトをとりまとめる。さらに、想定される事業手法や既存施設の有効活用など事業の推進方法を検討する。検討成果を、管内の港湾のにぎわい空間形成に役立てる。
　旅客船の寄港・利用活性化では、四国の港湾へのクルーズ船やフェリーの寄港の支障となっている課題を抽出し、対策を検討する。
　管内港湾でのイベント開催の支援も模索する。過去に国内の港湾で行われた全国的なイベントの事例を集めて、四国の港湾でのイベントをどのように後押しできるかを調べる。港を核として観光情報案内所や交流スペース、休憩スペースで構成する「みなとオアシス」での取り組みの支援を想定している。
　これら検討業務は、みなと総研・日本工営ＪＶ（東京都港区）が担当し、12月19日の納期でまとめる。
提供：建通新聞社