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日刊建設タイムズ社
2022/05/30

【千葉】企画提案募集を開始/水道統合計画策定など支援/委託料上限額は約1億円/県総合企画部

 県総合企画部は27日、「九十九里地域・南房総地域の水道用水供給事業体と県営水道の統合に係る基本計画策定および認可申請書類作成支援業務委託」の企画提案募集を開始した。委託料の上限額は1億324万7000円。委託期間は、契約締結日から2025年2月28日まで。委託費用については3か年に分けて支払う。
 県内水道の統合・広域連携のリーディングケースである九十九里地域・南房総地域の水道用水供給事業体と県営水道の統合に当たり、県、県企業局、九十九里地域水道企業団、南房総広域水道企業団、九十九里・南房総地域の市町村で設置する「九十九里地域・南房総地域の水道用水供給事業体と県営水道の統合協議会」における統合基本計画の策定および、計画を踏まえた認可申請に係る申請書類の作成を支援する。
 統合のスケジュールは▽10月ごろ=統合基本計画の骨子作成▽年度内=統合基本計画の素案作成▽23年11月ごろ=統合基本計画の完成および統合基本協定締結▽25年3月=厚生労働省への認可申請書類提出▽25年4月=新用水供給事業体事業開始。
 業務のうち、統合基本計画策定支援では、22年度に現状分析と水需要予測を行うほか、22年度から23年度にかけて施設整備・更新計画の検討、管理体制の検討、財政収支計画の検討を実施。
 施設整備・更新計画の検討おいては、統合後約30年間の検討を行い、統合後約20年間の施設整備計画を作成。計画作成に当たっては、国庫補助の採択基準に基づき事業内容を確認し、対象とする事業を選定するなど、国庫補助金の申請についても考慮する。
 認可申請書類作成支援に関しては、設計協議、現状の把握、認可設計、浄水方法の決定、施設計画、水理・構造計算、設計図の作成、概算事業費の算出、財政計画、申請書の作成・水道台帳の作成を23年度から24年度にかけて実施する。
 さらに、下部会議等を含む統合協議会の運営支援を行う。25年2月末までに、統合協議会9回程度、統合協議会に付随する幹事会9階程度、部会・ワーキンググループ各36回程度開催する予定。
 企画提案の応募資格は、県の物品等入札参加資格を有することなど。また、管理技術者と照査技術者については「上水道・工業用水道部門」の技術士または同様の能力と経験を有するとともに、都道府県または県内事業体の水道事業の統合・広域連携に係る基本計画等の策定もしくは国・都道府県における水道事業の統合・広域連携に係る調査業務などの経験があること。
 応募に当たっては、6月24日までに水政課用水供給事業統合準備室へ提出書類を持参または郵送する。質問については6月10日まで、電子メールで受け付けている。
 委託先候補者については、7月上旬をめどに開く選考委員会において企画提案書およびプレゼンテーションを基に選定するが、多数の提案があった場合には書類選考による1次審査を実施する。k_times_comをフォローしましょう
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