近江八幡市は26日、重要施策の一つである庁舎整備に係る特別委員会を開催、同整備及び関連事業のスケジュールを明らかにした。
それによると、庁舎整備は設計・施工一括方式(DB方式)で11月頃に入札・仮契約へと進め、12月定例会へ上程・承認後に本契約し、来年1月ごろには着工となる見通しだ。工期は16ヵ月程度を見込み、令和6年12月完成、令和7年1月供用開始を目指していく模様。
関連工事は、旧庁舎解体工事を令和7年8月までの完了を目指していく。西側駐車場整備は令和6年9月から11月までと設定。庁舎前敷地整備を令和7年8月ごろから着手し、同年10月にはすべての工事を完了させグランドオープンとなる運びだ。
新庁舎計画の内容を見ると、現庁舎敷地内にS造4階建、延約9000平方bの新庁舎を建設する。内部は、初めて来庁した人にもわかりやすい明快な全体構成となるよう、市民利用の多い部署を1・2階に集中配置、管理・市長室関係を3階、議会関係は4階と明確な階別ゾーニングとした。全体にユニバーサルデザインを採用し、採光・照明で視環境に配慮、大型スイッチや人感センサーを設置するほか、内装に地場産の木材を使用し暖かみを持たせるなど、すべての世代が使いやすい施設を追求すると示した。
また、自然環境を活かした「環境共生型庁舎」となるよう、高寿命機器を採用する省エネシステムの構築や環境負荷低減の取り組みの一環としてエコボイド等を設置する。
なお、庁舎整備基本設計業務は、滋賀県建築設計監理事業協同組合(大津市)が担当した。
提供:滋賀産業新聞