建通新聞社(神奈川)
2022/05/24
【神奈川】横浜市 工事契約、市内企業の受注率アップ
横浜市財政局は2021年度の工事契約統計を公表した。発注件数は2517件で金額が2134億2574万6000円。20年度の発注件数は2716件、契約金額が2295億8615万8000円で、21年度は件数・金額とも前年を下回った(随意契約を含む)。
受注状況を見ると、「中小企業」と「市内企業」は件数・金額とも20年度より減少したが、受注率で上回った。
企業規模別の受注状況は、「大企業」が249件(前年度末305件)で769億8320万円(同842億4283万4000円)、「中小企業」が2326件(同2506件)で1364億4254万6000円(同1453億3332万4000円)。中小企業の受注率は件数で90・3%(同89・1%)、金額で63・9%(同63・3%)と前年度を上回った。
企業の所在地別では「市内」の契約件数が2244件(同2414件)で金額は1376億0400万8000円(同1401億7873万8000円)。受注率は件数が87・2%(同85・8%
)、金額が64・5%(同61・0%)だった。
〜市内企業は全工種で受注率アップ〜
市内企業の受注状況を工種別に見ると、「土木」は件数が1580件で受注率97・7%、金額は826億5496万7000円で受注率73・3%。
「建築」は件数が203件で受注率91・8%、金額は245億3949万3000円で受注率79・1%。
「設備」は461件で受注率62・7%、金額は304億0954万8000円で受注率43・6%。
全工種で件数、金額とも21年度末の受注率を上回った(=別表)。 提供:建通新聞社