富山県測量設計業協会の2022年度通常総会が20日、富山市内のホテルで開かれ、任期満了に伴う役員選任で、市森友明会長(新日本コンサルタント社長)の再任などを承認した。
会員47人のうち、委任状15人を含め、41人が出席。冒頭、市森会長があいさつし、「昨年はコロナ禍にも関わらず、総務委員会と技術・経営委員会で様々な事業を出来る範囲で行い、最大限の成果を出していただいた。改めて感謝を申し上げたい」と述べ、「大きな変化としては、担い手不足に対応するため、担い手育成特別委員会を立ち上げ、高校三十数校へ、協会として訴求活動を始めた。PRビデオも作成し、高校からは反響もある。高校での出前講座も決まり、協会各社の交流にもつながっている」と説明。さらに、「会長として行き届かなかった2年間であり、協会に所属して良かったと思える会員サービスには至っていない。皆様の意見を聞きながら、協会活動に活かしたい」と話した。
議事では21年度事業報告と決算、22年度事業計画・予算を審議し、いずれも承認した。役員改選では理事10人と監事2人を選任。理事会を開き、正副会長を決めた。
22年度の事業計画によると、関係機関との連携を図り、情報化時代に即応した経営基盤の強化と技術の研さんに努め、さらなる社会的地位の向上を目指して、▽組織強化と業界倫理の高揚▽技術研修等の充実▽広報活動の拡充▽関係機関、関連団体との連携強化−を進めていく。
永年勤続表彰では、満40年の松本芳浩(栄光測量設計)、谷秀明(同)、猪原昭子(上智)、菅宜嗣(中部コンサルタント)、若林慎一(富山測量社)の5氏、満30年の廣田彰良、久保嘉春、佐藤雅輝、長徳紀章、佐竹徹也、大久保幸子、荒木文恵(以上、上智)、橋本順二(スカイラーク企画)の8氏、満20年で5人、満10年で13人の31人に協会長表彰を授与することが報告された。
以下、会長を除く役員(敬称略 (新)は新任)。▽副会長=(新)鷲北慎一、寺島雅峰▽理事=経澤達朗、麻生正則、岩田浩明、(新)増山繁雄、(新)初田浩也、(新)谷口謙一郎▽専務理事=冨樫一郎▽監事=(新)雄川薫雅、北井徹