野々市市は、粟田1丁目地内「旧市立粟田保育園跡地における福祉等複合施設整備および運営事業者」について、社会福祉法人久楽会(金沢市利屋町)を候補者に選定した。20日の市議会教育福祉常任委員会で報告した。今後、同法人との協議を経て、基本協定締結となる。
同保育園跡地の敷地面積は1970・20平方メートルで、用地は賃貸借契約となる。今年度に既存施設(RC造2階建て)や遊具などを解体してもらう。2023年度に新施設を着工し、24年4月までの開設を目指す。
事業内容は、看護小規模多機能型居宅介護のほか、その他の介護保険サービスや障害者(児)福祉サービス、児童福祉サービスなどを想定。町内会活動など地域コミュニティの交流の場となる多目的スペースも設置してもらう計画だ。
同保育園は13年3月末の閉園から9年が経過し、地域の行事などで随時活用されている。市は「住み慣れた地域で年齢や障害の有無、世帯の状況などに関係なく、安心して住み続けられる地域共生社会の実現を目指す」としている。