高知県は、従来の紙の契約書に加え、インターネット上で電子ファイルに署名することで契約を締結できる「電子契約」を導入した。都道府県としては茨城県に次いで2例目となる。工事や委託を含む全ての契約を対象としており、土木部でも契約に必要な追加資料の作成や事務の流れについての準備を進め、案件ごとに落札者に対する連絡を開始する。
電子契約では、弁護士ドットコムが運営する「クラウドサイン」を活用。電子メールを使い県と受注者が手続きを進める。メールが受信できる環境であれば、パソコン、スマートフォンのどちらでも利用できる。
県では電子契約の導入に向け、昨年8月から10月まで実証事業を行い、効果が認められたことを踏まえスタートすることとした。コストの削減や時間短縮の他、改ざんリスクの低減などをメリットに挙げている。
提供:建通新聞社