県土整備部は19日、総額36億9700万円の「5月補正」概要を固め、県議会主要各会派に説明した。国予算の配分を踏まえ、県の当初予算に上積みする。5月補正案は今後、31日開会予定の5月定例会に提案する。
5月補正後の同部土木公共事業費は478億0800万円。前年度(6月補正後)467億5000万円に比べて約10億円(2・2%)多い。
主な補正内容は、通学路安全対策に3億4300万円を追加。米子丸山線(須村)など新規4カ所と継続10カ所に歩道や防護柵を整備する。
地域高規格道路は13億5500万円を追加して補正後68億1600万円とし、うち倉吉関金道路は今年度15億4600万円を確保。PC上部工などの工事を促進する。
また、補助港湾には8000万円を補正。鳥取港の主要航路付け替えに伴って第2防波堤のかさ上げに7200万円を手当てするほか、同港の脱炭素化に向けてカーボンニュートラルポート(CNP)計画の策定に2000万円を充てる。
一般公共事業の補正概要は次の通り。
▼道路橋りょう事業10億8600万円(江府道路、倉吉関金道路など)▼街路事業6億0500万円(上井羽合線、大工町土居叶線など)▼河川事業2億3600万円(水貫川、塩見川など)▼砂防事業2億4500万円(山ノ谷川、ショウブ谷川など)▼港湾事業10億0500万円(鳥取港、田後港、石脇港など)▼治山事業2億6500万円(八葉寺地区、宇波地区など)▼漁港事業1億円(泊漁港)
日刊建設工業新聞