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新建新聞社
2022/05/19

【長野】松川町「仮称・元気センター」工事費は概算4.9億

仕様変更や物価上昇により約1.3億を増額
 下伊那郡松川町は5月17日、設計を進めている多機能福祉施設「仮称・元気センター」について、概算費用や事業スケジュールなどを町議会全員協議会で説明した。建設工事費は、概算4億9034万円(本工事4億4214万、付帯工事4820万)を提示。仕様変更や物価上昇に伴い、2021年11月時点での試算より、1億3364万円の増額を見込んだ。
 町の説明によると、主な増額の理由に、発注者要望による仕様変更、物価の上昇、安全対策、保守管理性の向上―などを挙げた。工種別では、建築主体工事は、可動間仕切壁や外物置を追加し4757万円の増額。そのほか、電気設備工事が2364万円、機械設備工事が1731万円、昇降設備工事が582万円、付帯工事が1045万円をそれぞれ増額する。共通仮設費は、安全対策のための仮囲いやパネルゲート、交通誘導員などにより934万円の増とした。

本体工事は23年9月に着工予定
 今後のスケジュールは、基本設計案に対するパブリックコメントが5月〜6月、実施設計が6月〜11月、埋蔵文化財調査が9月〜12月、造成工事が23年6月〜8月、建築本体工事が23年9月〜24年3月、開所が24年4月を目指している。
 実施設計費は、当初予算案で否決されているが、基本設計の完了した段階で、改めて補正予算案に計上する。
 建設地に立地している旧店舗(ハローミヤ)の解体工事は、4月27日付で勝間田建設(飯田市)が4840万円で落札した。解体する旧店舗は、S造平屋建て、延べ1244uの規模。
 建設地=下伊那郡松川町元大島3835番1ほか
 施設規模=W造2階建て、延べ992.17u(1階694.73u、2階297.44u)
 敷地面積=3306u
 設計担当=アーキディアック(松本市)

提供:新建新聞社