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日刊建設工業新聞
2022/05/20

【鳥取】布勢陸上競技場/トラック舗装全面張り替え/6月初めに工事発注へ/県緑豊かな自然課

ヤマタスポーツパーク(鳥取市布勢)の布勢陸上競技場トラックが全面リフレッシュされる。県は世界レベルの大会招致を継続していくため、摩耗したトラック舗装を全面的に張り替える。6月初めに工事発注し、年度内の完成に持ち込む。
 布勢陸上競技場は日本陸連第1種公認で、2016年には世界陸連の「クラス2」の認証を受けた高規格な競技施設。これまでにジャマイカ陸上チームのキャンプ地として利用されたほか、21年の布勢スプリント男子100b競技では日本新記録が樹立されるなど「高速トラック」として知られる。
 トラック舗装の張り替えは16年以来7年ぶり。県は「クラス2」認証の継続に必要な機能施設を維持するため、舗装をリフレッシュする。
 対象は400bトラック(9レーン)をはじめ周内外にある投てき、跳躍の助走路など約8000平方b。全天候対応型の「スーパーX」と呼ばれるイタリア製素材を厚さ10_〜18_にわたり敷設する。
 県緑豊かな自然課によると、当初は21年度国補正3億6000万円の活用を想定。ところが材料費と運搬費の高騰を受けて「1割程度の割り増しになった」(同課)として、5月補正に3300万円を追加要求して事業費を上積みする。
 工事発注については、6月初旬に実績のある県外業者を対象に公告。5月県議会後に契約して7月〜10月にかけて資材を調達。この間、現在の舗装をはがして11月から本格着工する。完成は今年度末で、来春の陸上シーズンの開幕に間に合わせる。

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