大阪市東淀川区は、もと西淡路小学校跡地の活用調査等業務の公募型プロポーザルを公告した。新大阪駅周辺地域における将来のまちづくりの検討状況などの前提条件を踏まえ、同跡地に対する民間事業者の活用ニーズを把握、実現性のある活用アイデアを整理し、活用方策の策定を目指す。今回の業務では、不動産デベロッパーなどに対するヒアリング調査の他、PFI方式や定期借地による土地の貸借などの活用方法を複数案示し、地域全体の課題解決につながる活用の方向性を取りまとめる。
参加申請書類は5月27日まで、企画提案書は6月10日までそれぞれ受け付け、同月17日に選定会議を開き、同24日に選定結果を通知する。契約上限額は697万4000円(税込み)。
同跡地の物件所在地は大阪市東淀川区西淡路3ノ261他。敷地面積は1万3228平方b。JR東淀川駅から東に約550bの立地。東側、西側、南側で市道に接面する。用途地域は第1種住居地域(建ぺい率80%、容積率200%)。
既存建物は校舎5棟(3階建て1834平方b、3階建て1000平方b、3階建て1501平方b、3階建て1137平方b、3階建て1149平方b)、体育館(2階建て939平方b)、エレベーター棟や倉庫、屋外プールなど。
業務のうち、跡地関連調査・活用の方向性の検討では、不動産デベロッパーやインフラ企業など15社程度を対象にヒアリング調査を行い、跡地と既存建物の活用ニーズやアイデアを整理する。PFI方式や定期借地による土地の貸借、定期借家による既存建物の貸借、土地の売却など想定される跡地の活用方法(スケジュールを含む)を検討、それぞれの場合に応じた複数のパターンを整理する。
民間事業者による跡地活用アイデアでは、敷地の分割や用途地域の変更などを設定するアイデアも合わせて提案する。
履行期間は2023年2月28日まで。
提供:建通新聞社