彦根市は、25年の国スポ大会に向け主会場となる彦根総合運動公園周辺の松原町地先の環境改善の一環として行う、老朽化が著しく流下能力が低い付近の「大黒川」および「大洞川」の河川改良整備について、22年度当初予算に措置した2河川合わせて1億8100万円の事業費で、大黒川が予定延長100b、大洞川が同200bの改修工事をそれぞれの河川ごとに、順調にいけば8〜9月頃にも発注、秋頃にも着工したい考えだ。河川ごとの事業費はおおむね予定延長に準じた内訳となっており、今後精査を経て最終的な発注額を設定する見通し。
計画では、老朽化が著しく流下能力が低い河川の改良を、主会場の西側を流れる「大黒川」と東側の「大洞川」にて行う。「大黒川」は20年度に延長160b箇所の一部護岸整備を施工、21年度は延長130bの函渠工事(BOXカルバート工・幅4・7b×高さ90a)を発注、22年度も同様の函渠工事(同)延長100bを発注し、約5ヵ月の工期で施工したい考え。
同時期に進める「大洞川」は、21年度に発注・施工した延長100bの護岸整備工(管理用通路整備工)に続いて、同じく延長200bの管理用通路整備工を発注、5ヵ月で施工する計画。次年度以降も条件が整えば、25年の第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会に向け順次推進していきたいとしている。
なお、いずれの河川についても改修に係る設計は石居設計(彦根市)が担当した。
提供:滋賀産業新聞