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北陸工業新聞社
2022/05/18

【富山】請負金額、3カ年で最低/4月の前払金保証取扱高/東日本保証富山/市町村以外はダウン

 東日本建設業保証富山支店は、2022年4月分の発注者別前払金保証取扱高をまとめた。
 件数は228件で前年度比11・3%減、請負金額が126億8500万円で同39・4%減と件数、金額ともにダウンした。また、請負金額は直近3カ年で最も低い水準となった。市町村以外の発注機関で、軒並み減少したことが要因。
 発注者別の請負金額を見ると、国は同52・7%の大幅減。北陸農政局で3億円増えた一方、北陸地方整備局では件数が概ね同数だったが、大型工事がなかったため、23億円の減少を示した。
 独立行政法人等も同64・1%減と顕著なダウンとなった。ネクスコ東日本で5億円増えたが、ネクスコ中日本では前年同期に大型工事の継続保証があった反動から、39億円の減少となった。
 県は同34・5%の減。昨年同期に富立大橋上部工工事などの保証があった土木部では、その反動から10億円減少。大型工事がなかった農林水産部でも同じく10億円減った。県警察機動センター新築工事の保証があったその他では、3億円の増加を示した。
 市町村は同54・6%のアップ。富山市で4億円減少したが、五位中学校区統合小学校の校舎および体育館等新築工事の保証があった高岡市で13億円、桃李統合保育所建築主体工事の保証があった入善町で4億円それぞれ増加した。
 直近5カ年の推移では、件数が18年度と同件で最下位、請負金額が下から2番目。
 市町村別の前払金保証取扱件数は、富山市が29件でトップ。高岡市16件、小矢部市7件、射水市4件で続いた。請負金額は、高岡市で大きく伸びた。工事場所別の前払金保証取扱高は、砺波市と高岡市などで増加し、富山市と滑川市、小矢部市などで減少した。

hokuriku