県土整備部は17日、「5月補正」の要求額として36億円あまりを積み上げ、最終調整に入った。国当初予算の配分に対応し、県予算を増額して帳尻を合わせる。5月補正案は31日開会予定の5月定例会に提出する。
補助と交付金の国予算配分を踏まえ、5月補正後の同部22年度実質当初予算は478億円規模。前年(6月補正後)467億円に比べて11億円増となる見通し。
各事業課の説明によると、道路関係は街路事業を含めて16億8000万円を追加。うち地域高規格道路は倉吉関金道路に5億9000万円など13億5000万円を補正する。
また、今年度から補助化された通学路安全対策には3億4000万円を補正。14カ所の対策を新たに加える。
河川事業は塩見川(鳥取市福部町)など2億3000万円、砂防事業はショウブ谷川(江府町洲河崎)などに2億5000万円、治山事業も2億6000万円を追加する。
そのほか港湾事業には10億円。鳥取港の第2防波堤延伸や西浜緑地整備、8号防波堤改良に取り組むほか、泊漁港のサンドポケット更新などの保全対策工事を実施する。
日刊建設工業新聞