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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/05/17

【群馬】伊勢崎市が陸上競技場で改修工事

伊勢崎市は華蔵寺公園にある市陸上競技場(堤西町121)の改修工事を計画している。日本陸上競技連盟が定める第3種公認競技場とすることを目的にトラックの舗装補修を実施。加えて、老朽化しているスタンドの防水シート改修や2階通路の防水工事に取り組む。工事は3件に分離。いずれも9月以降の入札で業者を選定、年度内の完了を目指す。全体の工事費として7000万円程度を見込んでいる。
市陸上競技場は1968年に整備した施設。敷地面積3万9000u、施設の延べ床面積は約4600u。観客収容人員は5000人で、市最大級の陸上競技場となっている。
2003年から現在まで、陸上競技連盟が定める第2種の公認を受けている。競技スペースを維持管理する上でのコストなどを考慮した結果、より安価な第3種へ移行することを決定。公認審査に向けて、劣化したトラックなどの舗装補修を実施する。
現状はゴムチップの全天候舗装。100m走のスタートライン周辺約90uや、高跳びや投てきなどの競技が行われる南ゾーン35uの劣化が著しい状況。当該箇所を切削オーバーレイで補修する。舗装材は変更しない。2カ所を一括して発注。工事費として750万円程度を見込んでいる。
第3種公認に向けては、舗装補修に加えて、写真判定機など競技用の備品を購入することで完了となる。公認審査を受ける時期は、これからの検討事項となっている。なお、第3種に移行することにより、これまで実施してきた大会などへの影響はないという。
加えて、スタンド床面の防水シートが老朽化していることから、改修工事を計画。剥離している箇所などを中心に施工する考え。また、2階通路で雨漏りが発生、解消するための防水工事を計画した。天井部分が施工対象となる見通し。
スタンドと2階通路を個別の案件として扱う方針となっている。詳しい施工内容は同競技場を管理する華蔵寺公園運動施設管理事務所とこれから調整する。工事費はスタンド部分で約5300万円、2階通路は約720万円を想定している。
舗装補修と合わせて、3件が同時期に公告・指名通知される。工期はいずれも6カ月を見込む。