国土交通省徳島河川国道事務所は、国道55号福井道路の事業化区間延長9・6`内に「竹ノ内」「六反地」「新野」「馬路」の四つのトンネルを建設する。初弾工事として新野トンネルの一般競争入札をWTO政府調達対象案件として、第4四半期の開札を目指して公告手続きを進める。
福井道路は阿南市内原町桜木から福井町小野に建設する標準幅員12b、2車線、設計速度80`の高規格道路。13年度までに最初の設計業務を委託し、その後「山岳トンネル、NATM工法、本体工、坑門工」の比較検討を進めてきた。
初弾工事となる新野トンネルは、阿南市新野町東山〜宮前の延長約310b。NATM工法を採用する。発注規模は15億円以上30億円未満。修正設計は大日本コンサルタント(東京都千代田区)が担当。専任開始は23年4月下旬ごろで工期は約21カ月。
竹ノ内トンネル(阿南市内原町竹ノ内〜橘町中尾)は延長963bで計画。修正設計はトンネル本体がパシフィックコンサルタンツ(東京都千代田区)、終点側はオリエンタルコンサルタンツ(東京都渋谷区)が担当。六反地トンネル(阿南市橘町六反地〜新野町東山)は延長661bで、修正設計は中央復建コンサルタンツ(大阪市東淀川区)、起点側修正設計はオリエンタルコンサルタンツが担当。馬路トンネル(阿南市福井町馬路〜大坂)は延長1064bで、13年度に詳細設計をパシフィックコンサルタンツで行っている。
提供:建通新聞社