ねじ製造などを手掛ける福井鋲螺(あわら市山十楽、打本幸雄代表取締役社長)は、加賀市新保町地内の片山津IC産業団地で「(仮称)片山津工場」の建設を計画している。10月の着工、来夏の操業開始を目指す。
電気自動車向けの蓄電池用部品の生産工場を整備する。建設規模は、S造平屋建て約6750平方メートル。同団地の全2区画(AB両区画で敷地面積は約3万5000平方メートル)を活用する。総事業費は約25億円を見込んでいる。
同社は現在、県内では加賀市と羽咋市に工場を有している。電気自動車関連部品の需要拡大を受け今回、工場を増設して生産能力の強化を図る。
加賀市が整備した同団地は、北陸自動車道片山津インターチェンジまで800メートルと近く、同社の法人所在地である福井方面へのアクセス面でも良好だ。市は企業立地支援制度として一定期間、固定資産税や都市計画税を免除する予定だ。