岡山市水道局は、三野浄水場の浄水池、送配水ポンプ棟、紫外線処理棟、塩素混和池などの耐震化・更新工事を構想している。5年以内の整備着手を目指している。
整備の方向性としては、新たに1万3000〜1万4000立方bの新浄水場(2池)を建設して機能を拡張する。送配水ポンプ棟は浄水池に併設か上部に合築する案を検討している。紫外線処理棟は浄水池上部に合築。塩素混和池を浄水池に併設した2池構造にして、流入方法を検討する。この他、共同溝による電線路や浄水池の場内移転に伴う場内導水管、配水管、送水管の整備を行う。工法検討や設計は日水コン(大阪府吹田市)が担当している。
岡山市北区三野1ノ2ノ1にある三野浄水場は、旭川沿いの敷地面積8万4195平方bに第1〜第5水源を有し日量19万1000立方bの施設能力を持つ岡山市最大の基幹浄水場で、100年以上の歴史があり計画的な拡張工事や改修などを進めている。
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提供:建通新聞社」