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滋賀産業新聞
2022/05/17

【滋賀】長浜市 地福寺神照線(八幡東工区)の改良整備

 長浜市は、防災拠点である市役所までの円滑な交通動線と安心安全な歩行空間の確保のため、市役所前から延長338bの未整備区間の改良整備を重点的に進めている都市計画街路「地福寺神照線(八幡東工区)」について、22年度は当初予算に事業費1億6906万円を措置し、約120bの区間について改良整備工事を7〜9月をメドに、現時点では舗装・縁石工・排水構造物工等を含めた土木1本で発注したい考えだ。重点区間は26年度の完了を目標に、23年度から最終の26年度まで順次、施工可能な区間の発注を行いたい方針。
 22年度当初予算に措置したのは、八幡東工区の延長120bの道路改良工事費(下水道管移設含む)、2件の物件移転等補償費(建物・工作物)、水道管移設補償費、区画整理周辺整備工事費―を含めた事業費1億6906万8千円。7〜9月に発注される工事の概要は、縁石工延長245bおよび排水物構造物工延長207b、カルバート工延長14b等で、工期は約8ヵ月を見込んでいる。
 26年度の完了を目指し重点的に取り組むのは、市役所が面している県道間田長浜線(駅前通り)から、市道南田附神前線までを南北に結ぶ延長338bの現状は幅2b程の市道となっている既設道路で、途中で途切れている箇所もある。ここを、車道幅3b×2車線、路肩0・5b×両側、両側歩道などを備えた全幅16bの道路に改良整備することで、市の防災拠点である市役所庁舎への円滑な交通動線の確保及びアクセス向上を図るとともに、通学路交通安全プログラムに基づく安心・安全な歩行空間の確保を図る。なお、事業化に伴う同区間の詳細設計は16年度、湖北設計(長浜市)が担当した。
 事業対象地の周辺一体は市街地で、20年度頃から用地買収・物件補償に着手し、一部は移転済み。21年度も引き続き補償等を進め、対象物件の移転等を経て、着工可能となった一部道路側溝工を初弾発注し着工、完了している。
 都市計画街路「地福寺神照線」は、全長2560bで計画され、北側の「馬車通り」付近の約5〜600bと、県道間田長浜線(駅前通り)の南側区間約5〜600bを合わせた約1310bは整備・供用済。26年度完了を目指し重点整備する八幡東工区の後は、残り区間の具体化を順次図っていく。

提供:滋賀産業新聞