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　野々市市は、粟田１丁目地内「旧市立粟田保育園跡地における福祉等複合施設整備および運営事業者」の公募について、書類審査を終え、１６日にプレゼンテーションを実施する予定だ。２事業者が参加し、独自のプランを発表する。
　同保育園跡地の敷地面積は１９７０・２０平方メートルで、用地は賃貸借契約となる。順調なら今月中に事業者を選定し、基本協定締結などを経て、今年度に既存施設（ＲＣ造２階建て）や遊具などを解体してもらう。２０２３年度に新施設を着工し、２４年４月までの開設を目指す。
　事業内容は、看護小規模多機能型居宅介護のほか、その他の介護保険サービスや障害者（児）福祉サービス、児童福祉サービスなど。町内会活動など地域コミュニティの交流の場となる多目的スペースも設置してもらう。施設の整備や運営については、一定の基準を満たしている場合、補助金が交付される。
　同保育園は１３年３月末の閉園から９年が経過し、地域の行事などで随時活用されている。市は「住み慣れた地域で年齢や障害の有無、世帯の状況などに関係なく、安心して住み続けられる地域共生社会の実現を目指す」としている。