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北陸工業新聞社
2022/05/13

【富山】離岸堤や人工リーフなど/下新川海岸保全整備に14億/整備局黒部

 北陸地方整備局黒部河川事務所は2022年度、下新川海岸における海岸保全施設整備事業に14億3000万円を投じて、入善町神子沢〜朝日町東草野地区で離岸堤や人工リーフ改良などを推進する。事業費の内訳は、工事費11億6382万3000円、測量・設計費2億470万3000円、船舶・機械器具費5513万7000円、事業車両費615万円。
 工事発注見通し(4月分)には▽吉原離岸堤(No.140)改良工事 捨石工一式、本体ブロック運搬・据付一式、被覆ブロック運搬・据付一式、根固ブロック運搬・据付一式 1億円以上2億円未満 第3四半期▽東草野人工リーフ(No.218)改良工事 捨石工一式、本体ブロック運搬・据付一式、既設コンクリートブロック撤去・運搬一式 2億円以上3億円未満 第3四半期▽神子沢副離岸堤(No.127)工事 捨石工一式、本体ブロック運搬・据付一式、被覆ブロック運搬・据付一式、根固ブロック運搬・据付一式 1億円以上2億円未満 第3四半期▽吉原副離岸堤(No.140)ブロック製作工事 コンクリートブロック製作一式 2億円以上3億円未満 第2四半期−が盛り込まれ、第2〜3四半期に順次発注する。
 業務では「下新川海岸地質調査業務」「下新川海岸保全施設詳細設計業務」「下新川海岸深浅測量業務」「下新川海岸保全施設計画・効果検討業務」「下新川海岸保全施設技術検討業務」を第1〜3四半期に随時発注していく。
 同事業では、越波による浸水被害防止のための副離岸堤の新設、離岸堤の補強を継続的に実施している。ハード・ソフト一体の治水対策である「流域治水」を進めるため、氾濫をできるだけ防ぐ、減らすための対策として海岸保全施設の整備を推進する。総事業費は約1031億円で、事業期間は42年度まで。

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