ブラザー工業(名古屋市瑞穂区苗代町15ノ1)は、新社屋の設計・施工者について、「5月中に決める」ことを本紙に対して明らかにした。施工者はスーパーゼネコンを中心に検討を進めているようだ。選定後は2024年5月の着工、26年10月の完成を目指す。総事業費は400億円程度を想定している。
新社屋の規模は鉄筋コンクリート造8階建て延べ約6万8000平方b。同社瑞穂工場敷地内の、中庭に建設する。多様な働き方に対応した事務所の他、同工場の第1〜3工場の機能を導入する。第1〜3工場は新社屋の完成後に解体し、跡地は一般へ開放する公開空地として転用。同社は「地域の防災・緑化に貢献したい」としている。
また、新社屋を「環境配慮型」とするため、最新鋭の省エネ設備や太陽光パネルなどを設置する考え。CO2の排出削減にも取り組み、ZEB認証の取得も視野に入れる。
建設地は名古屋市瑞穂区河岸1ノ1ノ1。
提供:建通新聞社