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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/05/12

【群馬】県富岡土木事務所の22年度主要事業概要


県富岡土木事務所(米山智雄所長)は2022年度の主要事業概要を示した。西毛広域幹線道路安中富岡工区に整備する(仮称)山寺入橋のA1橋台新設工事は9月の条件付き一般競争入札公告へ準備を進める。桑本沢では砂防堰堤の補修に向けた測量、地質調査、設計業務を一括で7月ごろに指名通知する。このほか、新規事業として主要地方道富岡神流線善慶寺工区歩道整備事業に着手する。
富岡市下高尾地内に新設する山寺入橋は、くぼ地を跨ぐ橋長105・5m、幅員11mの3径間ポストテンションコンポ桁橋。同事務所が担当する1600m区間のほぼ中央に整備する。
A1橋台は直接基礎の逆T式となり、幅11・6m、高さ11・5m、コンクリートボリュームは442・8立方mの規模。なお、A2橋台やP1・P2橋脚は完成している。
桑本沢の砂防堰堤補修に向けた測量・地質調査・設計業務は下仁田町青倉地先で行う。既存の砂防堰堤は堤長40m、堤高8mの規模。延長200mの測量や3本の機械ボーリングを計画する地質調査、補修工法などを検討する設計に着手する。
甘楽町善慶寺地内で計画する富岡神流線善慶寺工区の歩道整備事業は、鶴巻橋から善慶寺交差点までの920m区間で計画する。22年度は地域ニーズを反映した事業計画の策定に着手する。
このほかの主要事業は次のとおり。
【清泉寺沢砂防堰堤整備事業】
下仁田町下仁田地先で行う。全体計画は透過型砂防堰堤1基や延長190m、全幅4mの工事用道路のほか、排水路を延長200m整備する。
新設する砂防堰堤の規模は堤長24m、堤高6・5m、コンクリートボリューム約300立方m。清泉寺沢は、県立下仁田高校(下仁田550−1)の北側を南北に流れており、砂防堰堤は清泉寺北側に整備する。
22年度は延長190mの工事用道路や延長89・7mの排水路工事を行う。工事は6月ごろ指名通知する。
【中棚地区事業間連携砂防等事業】
南牧村六車地内で実施。全体計画は崩落土砂防止柵工を282m施工する。14年度に事業着手し、20年度までに168mの工事が完了。21年度は39mの工事を発注、杭の設置は完了しており現在、金網の設置を22年度に繰り越して施工している。22年度は新たに46mの工事を7月ごろ条件付き一般競争入札で公告。杭式の支柱は7本打設する。
【内匠地区地すべり対策事業】
富岡市内匠地内で実施する。全体計画は横ボーリングを4群、延長1370m施工する。21年度までに地質調査および詳細設計を実施。22年度は用地調査に着手する。
【裏根川砂防堰堤整備事業】
甘楽町秋畑地先で行う。透過型砂防堰堤1基と渓流保全工を30m整備する。県道富岡神流線の上流側に鋼製スリット付き透過型砂防堰堤を新設。堰堤の規模は堤長47m、堤高14・5mとなる。約2000立方mのコンクリートを使用し築造する。鋼製スリットは幅8m、高さ11・6m。
21年度までに砂防工事全体計画の認可を取得、構造協議も完了した。22年度は用地買収などを実施する。