大阪府寝屋川水系改修工営所は、現在施工中の加納元町調節池の発進立坑工事と並行して、WTO・一般競争入札による「加納元町調節池築造工事(R4 本体工)」を6月末までに発注する。総合評価提案型(標準)を採用する。
同貯水池は、大雨時に周辺地域の水路や下水道が処理しきれない雨水を一時的に貯留するための施設。
現在、加納中央交差点(東大阪市加納5丁目)で発進立坑を掘削中。同所から東方向に進み、国道170号の地下(同市元町2丁目)まで延長825b、口径6・5bの貯留管を築造する。
立坑工事はケーソン工法で進められており、全8ロットのうち3ロットまで設置を完了した。23年度末の完成を予定している。
これと並行して本体工事(シールド工)を6月末までに発注する。工期は38カ月。契約後、立坑工事が完了するまでの期間はシールドマシンを製作し、立坑完成後(23年度末)にシールド工事に着手する。25年度末までに掘削などを終え、26年度から排水・換気用の施設を整備する。詳細設計は日建技術コンサルタント(大阪市中央区)が担当。
提供:建通新聞社