彦根市は、彦根市西清崎町を建設候補地に彦根愛知犬上広域行政組合が準備を進めている「彦根愛知犬上地域新ごみ処理施設建設事業」の28年度末の目標完了年度に向けて、新施設建設予定地へのアクセス道路を兼ねる市の南北幹線道路として、新たに「大藪金田線(清崎工区)」の道路改良事業に取り組む。市の22年度当初予算に措置した事業費に基づき、第1四半期中をメドに予備設計、その後地形測量等を委託、順調にいけば23年度以降詳細設計や用地協議に着手、その後着工可能な箇所から順次道路整備工事を進めていき、優先度の高い区間について施設が完了する28年度末までには完成し供用を開始したい考えだ。
22年度当初予算に措置した大藪金田線(清崎工区)道路改良事業費3000万円では、日夏町、清崎町、稲里町工区を対象とする道路予備設計と、平面測量を行う。予備設計で決める概ねのルートや道路仕様に基づき、新設箇所や改良箇所それぞれについて必要な用地取得に向けた協議や詳細設計に23年度以降着手し、整備工事は複数年度で行う見通しだ。
彦根市・愛荘町・豊郷町・甲良町および多賀町で組織する彦根愛知犬上広域行政組合では、新たに整備する「彦根愛知犬上地域新ごみ処置施設」について、19年度に議会承認を経て「彦根市西清崎町」(自治会名)を建設候補地に決定。施設整備・造成等基本設計業務を21年度9月に完了し、22年度半ばまで造成等実勢設計、23年9月末までの委託期間で環境影響評価業務を進めている。今後は、環境影響評価や都市計画など許認可手続きを経て、23年度中に造成工事に着手。22年度から2ヵ年の選定期間を経て24年度に半ばに事業者を選定。施設整備実施設計〜施設建設工事を28年度末の完了をメドに行い、試運転を経て、29年度中の新施設供用開始を目指している。
提供:滋賀産業新聞