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建通新聞社四国
2022/05/11

【香川】高松市の市場青果棟 3分離で早期公告目指す

 高松市は、中央卸売市場青果棟の移転新築工事の一般競争入札を建築と電気設備、機械設備に分離して公告する。できるだけ早期の手続き開始を目指し作業を進めている。 
 建物は鉄骨造2階建ての中央棟(競り場、仲卸売店舗・加工場など)と平屋の東棟(仲卸倉庫、管理棟など)、西棟(仲卸冷蔵庫など)の他、降雨や直射日光を回避する大屋根スペース(約7000平方b)で構成。総延べ床面積は約2万0063平方b。適正な温度管理を実現する閉鎖型施設で、HACCP(ハサップ)の概念を採用した衛生管理によるコールドチェーンを確立する。2階には見学スペースを設ける。場内は一方通行とし、トラックの物流や利便性に配慮した動線とする。
 駐車場は300台分を確保するか、省エネ関連設備の導入などと合わせて検討している。
 施設整備費として22年度当初予算に3932万円を確保し、23〜24年度に限度額79億1371万円の債務負担行為を設定。議会承認案件として契約後、約24カ月の工期で建設、25年3月末までの供用開始を目指す。
 建設地は朝日町3丁目他の日本たばこ産業(JT)原料倉庫跡地で、敷地面積5万0470平方b。
 実施設計は梓・森設計JVが担当。