屋久島町は宮之浦のクリーンサポートセンター内に整備するごみ処理施設に関して9日、新設に伴う設計・施工を一括とする総合評価一般競争を公告した。予定価格24億6100万円(税抜き)とし、単独企業またはプラントの設計・施工を行う企業を代表者とする2社JV(乙型)が要件。参加申請は30日まで。
センター内(約5万1000u)にエネルギー回収型廃棄物処理施設(10t/12h・ストーカ式1炉)を設置する計画。設計業務・工事の発注に向け、生活環境影響調査(エヌエス環境)ほか、本体発注の支援業務(復建調査設計)も進めてきた。予定工期は2025年3月末としている。
JVの代表企業は、ダイオキシン類対策特別措置法の規制基準が適用された02年12月以降に竣工した類似施設の受注実績(元請)が必要。地方自治体が発注した「5t/日以上、100t/日未満かつストーカ式の焼却施設」に限る。
構成員は「建築物の設計を行う者」と位置付け、1級建築士事務所の登録が前提。元請け、下請け問わず、国内で竣工した一般廃棄物焼却施設を設計した実績を求める。
基礎審査の技術提案書提出期限は7月22日。11月下旬にもプレゼンテーション・ヒアリングや価格審査など行い、落札者決定を目指す。工事請負契約の議案を12月議会にも提出する見込みだ。