一般社団法人新潟市建設業協会は4月28日、新潟市中央区のANAクラウンプラザホテル新潟で2022年度定時総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では福田勝之会長(福田組代表取締役会長)が8期目の再任を果たした。また、副会長は藤田直也氏(新潟藤田組取締役社長)と小田等氏(丸運建設代表取締役社長)がそれぞれ選出された。
福田会長は、地元経済を下支えして雇用を確保する役割に加えて、災害発生時に地域の守り手としての側面も兼ね備えている建設業の重要性を強調。その上で次世代を担う若者が安心して働くことのできる魅力ある職場になることが必要とし「完全週休2日制の実施や長時間労働の解消等に向けた働き方改革、またICT活用等による生産性の向上、そのほか円安やウクライナ情勢の影響による資材の高騰など喫緊の課題が山積している。今後も会員一同さらに団結を強め、ポストコロナに向け、さらなる協会の発展に努めていきたい」とあいさつ。議事では22年度事業計画および収支予算などを審議し承認した。
引き続き、3年ぶりの開催となった懇親会に来賓として出席した中原八一新潟市長は、6月5日に新潟駅の在来線が全線高架化されること、駅直下バスターミナルや万代広場の整備を着実に進めていく考えを示し「にいがた2キロメートルのエリアにおいて高機能オフィス整備や老朽化したビル建て替えによる災害に強いまちづくりを推進したい」と意欲を示した。