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県測量設計業協会（大野木昭夫会長、会員29社）は４月27日、第11回定時会員総会を米子市久米町のＡＮＡクラウンプラザホテル米子で開催し、委任状含む28人が出席した。任期満了に伴う役員改選では、大野木会長と長本敏澄専務理事が退任。会長に澤克生氏（アサヒコンサルタント）が、専務理事に酒本勇一氏が新任した。
　総会では大野木社長と来賓の池田典男米子県土整備局長によるあいさつのあと、ジーアイシーの田栗信昭氏を議長に選任して、役員改選など２議題について審議。いずれも原案通り承認した。
　新会長に就任した澤氏は「コロナが終息しない中ではあるが、皆様との協力のもと、協会を発展させていきたい」と力強く宣言した。
　続いて21年度事業や22年度収支予算など４案件について報告。今年度事業計画では「技術力の向上」「経営基盤の充実」「業界の将来に向けて」を重点実施方針に設定し、�@技術力向上のための施策推進�A入札制度の検証�B委託業務全般についての検証�C経営に関する施策推進�D建設コンサルタント業の知名度向上（新規技術者確保に向けて環境整備）―などの取組を実施していくことを確認。具体的な活動スケジュールについて情報共有した。
　退任あいさつに立った大野木氏は、07年度に会長に就任してからの７期14年間の軌跡を振り返り「入札制度の改革と地域づくりシンポジウムの開設が大きな成果と思う。今後も、縁の下の力持ちと見られがちな測量設計業界の知名度を上げ、会員一人ひとりが力を発揮できるような活動に努めてほしい。皆様の力をお借りして会長職を全う出来たことにお礼を申し上げます」と感謝の言葉を述べた。長本専務理事は「就任してから７年間、会員の皆様の意見を聞きながら、出来る事を全力で取り組んできた。今後も新体制のもとでまとまったかたちでの協会発展を祈念します」とあいさつ。協会躍進に尽力した2人の功績を称え、会員一同から温かい拍手が贈られた。
　新役員は次の通り。（敬称略）
▽会長＝澤克生（アサヒコンサルタント）
▽副会長＝小林正基（アスコ）、山本賢一郎（西谷技術コンサルタント）、大西幸人（ヨナゴ技研コンサルタント）
▽専務理事＝酒本勇一
▽理事＝西村和政（大地企画）、岩山竜也（鵬技術コンサルタント）、井上孝之（シンワ技研コンサルタント）
▽監事＝林和広（アイワエンジニアリング）、生西克徳（ワーパス）

日刊建設工業新聞