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　富山県農林水産部は、浅地南部地区農地整備事業に新規着手する。２０２２年度から７カ年に総事業費８億１８８３万円を投じ、用排水路５４９０メートルの改修工事などに取り組む。
　受益面積は小矢部市浅地、高木地内の２７・４ヘクタールで、小矢部川左岸の農地が対象。用排水施設の老朽化により漏水や排水能力の低下が著しく、大区画ほ場とともに道路、用排水路を一体的に整備することで、大型農業機械の導入を可能とし、水管理の合理化や農業経営の安定化を図る。整備内容は次の通り。
▽支線用水路１５路線　３４９０メートル（ベンチフリューム）、最大通水量０・３９６立方メートル／秒　１億７７３０万円
▽支線排水路６路線　２０００メートル（排水フリューム）、計画排水量２・８７５立方メートル／秒　１億７３８０万円
▽道路４路線　４６０メートル、幅員５メートル（有効４メートル）　１８８０万円
▽区画整理　２６・５ヘクタール、土量５万３０００立方メートル　１億９４７０万円
　事業費のうち工事に５億６４６０万円、測量設計に４２３０万円、用地買収・補償に１４３０万円、換地に５８８０万円、農業経営高度化支援に７８８３万円、埋蔵文化財保護盛土工に６０００万円を充てる。
　２８年度の完成を予定している。