建設新聞社
2022/04/28
【東北・岩手】久米設計を特定/県立宮古商工・水産高校の設計プロポ
岩手県は、県立宮古商工高等学校・県立宮古水産高等学校校舎等新築工事に係る設計業務の公募型プロポーザルを実施した結果、最優秀者として久米設計を特定した。
技術提案書を提出したのは同社のほか4社(非公表)。特定理由には理解度が反映された内容であった点や、業務への積極性、配線・動線計画の的確さ、維持管理に対する実現性などを挙げた。
宮古商工高校は現在、校舎制により商業校舎と工業校舎に分け学校を運営。商業校舎に近接する宮古水産高校も含め全ての校舎で老朽化が著しい。
県では、改築に当たりそれぞれの校舎機能を同一の敷地に集約し、一体的に整備する方針とした。全日制の高校として2校合築による施設整備は全国初となる。
建設場所は岩手県宮古市磯鶏3の5の1地内。施設は管理教室棟、産振棟、体育館などで構成し、現時点で延べ約2万3650平方bを想定。管理教室棟は共用校舎と専用校舎を、産振棟には各校の実習棟をそれぞれ設ける。今回の業務は基本・実施設計となっており、履行期間は2023年3月24日まで。
22年度から設計や地質調査に着手し、24〜26年度の3カ年での建設を予定。グラウンド整備などを除く概算工事費は約45億円を見込む。
提供:建設新聞社