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滋賀産業新聞
2022/05/02

【滋賀】県東近江土木 国道421号「蓼畑橋」の歩道拡幅

 県東近江土木事務所は、東近江市の道の駅「奥永源寺渓流の里」(蓼畑町)を拠点とした自動運転サービスのコースとなっている国道421号の愛知川橋梁「蓼畑橋」(橋長65・4b、有効幅員10〜12b、2径間連続非合成曲線ブレートガータ形式)の歩道部上部工拡幅に向け、設計業務を進めている。担当は、潟Gイテック(東京都渋谷区)の滋賀営業所(大津市)。委託期間は7月15日まで。
 自動運転サービスは、国土交通省が高齢化が進行する中山間地域における生活の足の確保等のため、「道の駅」などを拠点とした実証実験を2017年度(平成29年度)より全国18ヵ所で実施。昨年4月16日付で道の駅「奥永源寺渓流の里」を拠点とした自動運転サービスが、全国で2ヵ所目となる本格導入が決まり、同月23日からスタートしている。
 しかし、自動運転車両が交通安全性の問題から、国道421号蓼畑橋の車道部を走行できない状況であるため、自動運転車両利用者は蓼畑橋の手前で自動運転車両から降り、道の駅まで徒歩で移動しなければならない状況となっている。
 このため、自動運転車両が蓼畑橋の歩道部を走行できるよう、断面形状の検討及び形状変更した橋梁の耐力照査を実施し、その結果に基づき橋梁の詳細設計までを行なう。
 自動運転サービスについては、地域の意見や運行時期の特性等を踏まえながら、運行計画等を随時見直しつつ、よりよいサービスを目指していくとしており、早期の改善が期待されている。
 なお、自動運転車両はヤマハ製電気自動車(6人乗り)。全長4・12b、全幅1・33b、全高1・7b、車両重量610s、最高速度19q/h。

提供:滋賀産業新聞