建通新聞社(神奈川)
2022/04/28
【神奈川】厚木市 文化会館改修事業 入札を公告
厚木市は、PFI(RO方式)で実施する「文化会館改修事業」について、総合評価方式による一般競争入札を公告した。入札参加資格審査申請書を5月31日まで受け付ける。予定事業費は54億1039万1000円。
文化会館(恩名1ノ9ノ20)は1978年11月の開館。建物は鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上6階建て延べ1万1354平方b。大ホール(1400席)、小ホール(376席)、集会室、展示室、会議室(3室)などがある。
施設の継続利用に向け、劣化している設備機器の更新、施設劣化部分の改修、特定天井の脱落対策に関する基準への適合などを実施する。選定された民間事業者が施設の設計・改修業務と事業期間中の維持管理・運営業務を行い、貸し館などを含む運営業務は指定管理者(公益財団法人厚木市文化振興財団)が行う。
事業期間は、設計・工事が23年4月1日〜24年9月30日、開館準備が24年10月1日〜12月31日、維持管理期間は24年1月1日〜35年3月31日の約12年間。
参加資格は、単体企業または複数の企業によって構成するグループとし、構成員・協力企業として厚木市内業者を2者以上含めること。業務別では、設計企業・工事監理企業が市競争入札参加資格「建築設計」に登録している一級建築士事務所。建設企業は市競争入札参加資格「建築一式」に登録し、経営事項審査の総合評定値が800点以上。維持管理企業は市競争入札参加資格の一般委託に登録していることなど。全ての業種で過去10年に類似施設の実績を求める。
入札参加資格審査結果の通知後、8月3日に対面的対話を実施する予定。入札書・提案書は10月14日に受け付け、12月中旬に契約予定者を決定する。23年1月上旬に基本協定、2月上旬に特定事業仮契約を締結し、3月下旬に特定事業契約を議決し、事業契約する。仮契約締結までに特別目的会社を設立し、市は特別目的会社と事業契約を締結する。
問い合わせ先は文化生涯学習課。 提供:建通新聞社