鳥取市は21日、設計・施工一括(DB)方式を採用する「鳥取市公設地方卸売市場再整備事業」の公募型プロポーザルを公告した。公設地方卸売市場(鳥取市南安長、敷地面積3万6350平方b)の敷地内にある青果・花き棟など8施設を再整備するほか、駐車場施設を整備する。契約期間は26年2月28日まで。見積もり限度額は35億9710万1000円(税込み)。
市は提出された資料をもとに、事業予定者を決定。8月26日までに仮契約を結び、9月鳥取市議会定例会の議決を経て本契約を結ぶ。
主な参加資格は統括管理業務、設計業務、建築工事に当たる者など複数企業で構成されるグループ(構成企業)。構成企業の代表企業は、鳥取市内に本店を置く者。構成企業に参加する個々の企業の資格要件は、設計企業は1級建築士事務所登録を受け、建築工事を行う企業は、市内に本社を置く該当工種のA級格付け企業など。市外に本社がある企業は建築一式工事1000点以上、土木一式工事900点以上、電気工事、管工事800点以上の総合評定値を満たしている者。
予定している施設規模は青果・花き棟が延べ5048平方b、水産物棟1100平方b、青果卸売業者棟688平方b、買荷保管所棟396・50平方b、青果関連事業者棟343平方b、水産関連事業者棟396平方b、買荷保管・積込所施設1956平方b、荷捌き場施設1548・50平方b、駐車場施設4200平方b(自動車290台を想定)。このほか事業者が提案できる自由提案施設を配置する。
市は22年度に設計を進め、23年度〜25年度にかけて施設を整備する。
市経済・雇用戦略課で5月20日まで参加表明書を受け付ける。
日刊建設工業新聞