参院比例代表を含め3回目の当選を決めた宮本周司氏は24日、開票見守り会場のホテル日航金沢で支援者らを前に「(比例議員から)我がふるさと石川県選挙区への転出となり、皆さんの助けがなければ、今回選挙戦そのものを組み立てることが難しかった。この勝利は皆様とともに勝ち得たもの、チーム石川としての勝利だと思う」と当選の喜びを語り、「今後、コロナの感染対策と、経済復興の両立を目指し、皆さんと一緒に石川県の元気を創っていきたい」と決意を示した。
宮本氏は、共同インタビューにも応じた。
−今回の選挙戦、有権者に何を評価された。
「まず一つは、これからの国を引き続き守っていける岸田政権と、我々自民、公明党の連立与党に対し、県民の支持が頂けた。私自身における比例議員としての経験を、これから石川県を拠点とした活動に捧げ、とことん国家、国民のために頑張らせて頂きたいという思いも支持された」
−これからどんなことに力を注いでいく。
「石川県が持つ可能性には大きなものがある。その中でも人が宝だと思っているので、これからの石川県のあらゆる産業や地域社会を躍動させていく上でも、まず中心は人といった政策を意識して取り組む。国、県、市町がしっかりと連携し、チーム石川をつくることにも尽力したい」
−新型コロナ対策、物価上昇等に対して。
「安全な環境をつくることによって、経済、社会活動を取り戻せると思っているので、この両立をしっかりと実現するために邁進していく」
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宮本周司(みやもと・しゅうじ)氏 能美市出身。東京経済大卒。県商工会青年部連合会第17代会長、全国商工会青年部連合会第18代会長などを歴任。2013(平成25)年の参院選(比例代表)で初当選し、当選2回。経済産業大臣政務官などを務めた。51歳。