大阪府住宅供給公社は、2022年度の事業計画を公表した。池田市の井口堂・井口堂B団地の建て替え事業提案競技や耐震改修工事を行う他、売却する団地などをまとめた。
団地の建て替えでは、池田市の井口堂・井口堂B団地の建て替え事業提案競技を夏ごろに実施する予定だ。50〜60戸を新築する。
分譲事業では、6団地で活用地を売却する。対象の団地と活用地面積は▽池田市の石橋団地―2600平方b▽池田市の石橋西団地―2200平方b▽池田市の神田町団地―2200平方b▽東大阪市の布施・布施B団地―3500平方b▽堺市西区の浜寺団地―6000平方b▽堺市西区の浜寺東団地―6300平方b―となる。
高層住宅の耐震化では、堺市南区の原山台B団地3号棟(14階建て1棟、194戸)で耐震改修工事、堺市南区の赤坂台団地(14階建て1棟、105戸)で実施設計に取り組む。25年度末の耐震化率が95%となることを目指す。
公社賃貸住宅の修繕工事では▽外装吹き替え(7団地)▽塗装替え(18団地)▽屋上防水層改修(2団地)▽照明取り替え(LED化、13団地)▽量水器取り替え(10団地)▽屋外給水管改修(2団地)▽加圧式給水設備改修(5団地)▽洗面系統の排水立管改修(1団地)▽ガス漏れ警報器取り替え(7団地)▽昇降機リニューアル(1団地)▽自動火災報知設備更新(1団地)▽屋内電気改修(ワイドスイッチ化・LED化、2団地)―を実施する。
住戸改善工事では、住戸リノベーション工事が253件で、このうち隣接する2戸を一つにつなげる「ニコイチ」が2件。この他、3カ所給湯化工事が437件、浴槽等設置工事が475件などを盛り込んだ。
新規事業では、香里三井エリアでコミュニティーの活性化に取り組む拠点の整備に向け、地域の大学と連携するための協議の実施、屋外環境を整備する団地の調査や取り組むメニューの検討などを盛り込んだ。
提供:建通新聞社