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　成田市は22日、「成田国際文化会館再整備基礎調査業務委託」の公募型プロポーザルを公告した。委託限度額は１３２０万円。委託期間は、契約締結日の翌日から２０２３年３月24日まで。供用開始から47年が経過した文化会館に求められる機能や目指すべき方向性を把握し、再整備に係る課題などを整理することを目的に、大規模改修、現地建て替え、移転建て替えなど、さまざまな可能性を考慮し調査を実施する。成果物については２０２３年度に公表する予定。
　文化会館は、土屋３０３の敷地面積約３・３haに所在。
　建物は、ＲＣ造一部Ｓ造地下１階地上２階建て、建築面積４３４８�u、延べ床面積７０６０�u、１９７５年の竣工。大ホールの座席数は１１８８席。小ホールは最大３００人収容可能。そのほか、国際会議室、会議室、特別会議室、和室、料理教室などがある。
　業務内容は▽国、県、市の法令、政策、計画の調査▽近隣の文化施設などの状況調査▽民間を含む類似施設の事例調査▽ニーズ調査▽経済波及効果、需要などの予測▽再整備候補地の調査▽打ち合わせの参加および会議用資料の準備▽成果図書の作成――などとなっている。
　プロポーザルの参加資格は、入札参加資格名簿の「測量」部門に登載され、２０１２年度以降に官公庁が発注した新たな施設の整備または施設の再整備に関するコンサルタント業務を元受けとして受注し完了した実績を有することなど。
　今後は、26日から５月17日まで参加表明書等の提出を求め、23日に結果を通知する。25日から６月１日に質問を受け付け、６日に公表。15日に企画提案書等を締め切り、24日にプレゼンテーションを行い、７月上旬に結果を通知する。
　再整備までの対応として老朽化対策を計画しており、22〜23年度の２か年で、空調設備等と大ホール特定天井落下防止対策等の改修工事を実施する。入札はいずれも一般競争入札で、第１四半期の発注を予定している。空調設備等改修工事の実施設計は慎設計事務所が行った。大ホール特定天井落下防止対策等改修工事の実施設計は阿波設計事務所が実施した。