野洲市は、老朽化が進んでいる北野小学校について、校舎増築および長寿命化を含めた大規模改修工事を計画。この担当コンサルタントを今月28日に決め、約2ヵ年をかけて業務を完了させ24年度の着工を目指す。工期については3〜4ヵ年を見込んでいる。
計画によると、野洲市市三宅240に位置する同小学校の敷地内にあるRC造3階建、延約5287平方bの校舎を対象に、屋根の防水工事、外壁改修工事、床、黒板掲示板・サイン工事など。校舎全体の大規模改修工事およびS造平屋建、延1190平方bの体育館の大規模改修工事を実施する。体育館については、過去に改修工事を行っているため、設計の中で不良箇所の洗い出しを行い詳細を決定していく。
また同市は、教室不足の解消を目的に、校舎の増築を計画しており、詳細については設計の中で協議を進めまとめていくが、現段階では2階建、延1200平方b程度の校舎の設置を想定している。その他、今回の業務でアスベスト含有量の調査や耐力度調査、地質調査も行う。
大規模改修を行うにあたり現段階では、まず約3000平方b程の仮校舎を敷地内に設置し、そこへ児童達を移動させ改修工事に取り掛かるが、児童達の安全を最優先に考え施工を全体で実施せず、区間分けし順番に進めていく予定。
なお、工事の発注については、過去の実績からみると建築・電気設備・機械設備の3件分離で行われる予定。
北野小学校は、昭和58年築と40年近くが経過しており、老朽化が進んでいることから、大規模改修工事を実施することを決め、また将来的に教室数が不足することが見込まれることから、併せて校舎の増築工事を行う。
提供:滋賀産業新聞