建通新聞社(神奈川)
2022/04/22
【神奈川】茅ケ崎市 道の駅整備でヒアリング結果公表
茅ケ崎市は柳島地内で進めている道の駅整備事業について、今年2月に実施した民間事業者らへのヒアリング結果をまとめた。多くの事業者から「参画したい」「条件次第では参画したい」との回答を得た一方で、建築資材の高騰や換気機器の導入などコロナウイルスの感染対策費用への懸念も示された。
道の駅の計画地は、柳島地内で柳島スポーツ公園の南側に位置し、国道134号と市道0121号線に挟まれた敷地約1万7000平方b。
同事業は民間事業者の技術的能力を活用し、設計、建設、維持管理・運営までを一括して発注する「DBO方式」を採用。事業者の募集・選定の手続きを進め、2023年度の整備工事着手、25年7月のオープンを目指している。
施設の規模は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ約2700平方bを想定。地域振興施設や情報発信コーナー、トイレ、駐車場を設ける計画だ。
今回の調査では設計・建設業務に関連した建設費の高騰への意見が多く、設計・建設期間については約2年を想定する意見が挙がった。この他、事業スキームについて多くの事業者が「独立採算可能」や「条件次第では独立採算可能」との回答を得た。
市はこれらの調査結果を踏まえ、今後の事業者募集に向けた事業条件の整理・検討を進めていく考え。
道の駅整備事業の事業者選定アドバイザリー業務は、八千代エンジニヤリング横浜センター(横浜市保土ケ谷区)が担当している。 提供:建通新聞社