米子市が学校施設の長寿命化対策の一環として計画する車尾小学校(米子市車尾2丁目)の大規模改修について、市は工事費約5億5000万円を見込んでいる。今年度は設計をまとめ、工事は2023年6月からの着手を目指す。
計画によると、建築主体工事は、教室棟(鉄筋コンクリート造3階建て1288平方b)の改修に加え、老朽化した倉庫(鉄骨造平屋建て78平方b)の解体と倉庫(木造平屋建て80平方b)の新築。また、内外装の更新、間仕切壁やトイレの改修、防火区画と避難経路の整備を計画している。工事費は3億9000万円。
設備工事の工事費は機械が1億2000万円、電気が3400万円。工事内容は、給排水、消火、ガス設備、衛生設備の更新のほか、給水方式を高架水槽から加圧ポンプに変更して受水槽を新設するなどとした。
市は、建築主体、設備工事の実施設計を5月10日に開札。委託費として当初予算に1600万円(建築主体)、720万円(建築設備)を計上した。
車尾小の教室棟は1966、67年に建築され、50年以上が経過。老朽化し、耐久性の向上などが課題となっていたため、工事の計画が立てられた。
日刊建設工業新聞