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　県県土整備部は、Ｐａｒｋ―ＰＦＩによる県立柏の葉公園の魅力向上に向けた事業の実施を目指し、早期に事業者公募を開始する。当初、３月末の公募開始を予定していたが、２０２１年度に実施した「事業化検討に係るサウンディング型市場調査」で寄せられた多くの意見を踏まえ、より優れた公募内容とするため、公募要項の取りまとめ作業を進めている。穴澤幸男副知事は「公園のさらなる魅力向上に向け、都市公園法に基づく公募設置管理制度を活用し、園内の緑や水辺を生かした飲食施設や新たな都市型スポーツ施設などについて、民間活力による導入を目指している」と話した。
　柏の葉公園は、柏市柏の葉４―１に所在する面積約45haの広域公園。年間来場者数は約１５０万人。民間活力の導入により、飲食、売店、休憩等施設の不足や県民ニーズの多様化に対応する。
　市場調査は、民間事業者がより参入しやすい公募条件となるよう事業者の意見を聴取するもので、自らが主体的に事業を行う意向のある事業者などを対象に実施し、３月上旬に終了した。
　中央エントランス付近のＡエリア約３０００�u、レストハウスを含むＢエリア約５３３０�u、北エントランス付近のＣ―１エリア約５０００�u、総合競技場南側のＣ―２エリア約１万５２３０�uについて意見などを求めていた。
　必須とする公募対象公園施設は▽Ａエリア＝緑と調和した便益施設（飲食）▽Ｂエリア＝修景・親水を生かした便益施設（飲食）、レストハウスの活用（内装改修）▽Ｃ―１エリア、Ｃ―２エリア＝都市型スポーツを含む新たなスポーツ施設。また、必須とする特定公園施設については▽Ａエリア＝サークルベンチの改修▽Ｂエリア、Ｃ―１エリア、Ｃ―２エリア＝無料で使える休憩スペース等――としていた。公募設置等計画の有効期間は、いずれも20年の想定だった。