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　大曲商工会議所（大仙市大曲通町１の13　佐々木繁治会頭）は、花火業者向けに宿泊施設の新築を計画し、基本・実施設計委託のため大仙市内の設計事務所を対象に指名入札を20日に実施した結果、長岐建築設計事務所に決めた。
　新施設は、毎年８月に開催する全国花火競技大会（大曲の花火）に参加する花火業者が宿泊していた温泉施設が営業停止したことなどから整備を決めたもの。大会の時期以外には、修学旅行生の受け入れや、全国からバイヤーが集まる花火見本市などでの活用も見込む。
　予定地は、雄物川河川敷の大会会場に近い大仙市大曲船場町１丁目地内の農地４８４５・23平方�bを地権者から借用する。施設はＳ造６階建て、延べ３０１９平方�b。１階から４階に和室の４人部屋各10室、５階にツイン10室を設け、６階に食堂を備える。また、屋外に壁がない３階建ての鉄骨組みを整備して、大会当日にはここに運営本部や審査員席、市や警察、消防などの本部を設営する。
　設計の期限は12月26日までで、23年度の着工、24年７月までの完成を目指すとしており、同年８月の大会から使用する意向。総事業費は約10億円を試算している。なお、基本計画はアール･アイ･エーで作成した。。

　提供：建設新聞社