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県土整備部は22年度道路の補助・交付金事業１３５億円をまとめ、20日までに各県土整備事務所・局に第１次配分した。県道路建設課によると、通学路の安全対策が補助化されたため、補助事業は昨年度を上回った一方、交付金事業が若干目減りした。
　補助の地域高規格道路では、国道１７８号岩美道路の22年度全線供用に向け、舗装工や交通安全施設工などに18億円を配分し最終仕上げに入る。国道３１３号倉吉関金道路は小鴨ハーフＩＣ付近の県道橋ＰＣ上部工などに９億５５００万円、国道１８１号江府道路では昨年度から債務負担で建設中の久連トンネルの支払い義務額など16億４７００万円を配分した。
　また、老朽化対策の道路メンテナンス橋梁に26億８２００万円、通学路安全対策には９億５３００万円を手当てし重点整備する。
　交付金の改良事業では、県道岩美停車場河崎線（新井工区）に１億６０００万円を充て、国道９号取り付け部分を概成させる。県道津山智頭八頭線（大呂２工区）は８１００万円で山切り工などを進め、県道大山佐摩線（豊房〜今在家工区）は９０００万円で前橋の橋梁下部工に着手する。そのほか、国道１８１号（福長〜菅沢工区）ではバイパス南側の法面工などに１億３５００万円を振り向けた。
　今回の配分額は国予算の内示を受けてまとめた。国内示額は県の当初予算を上回っており、今後同部では「５月補正」に地域高規格13億円など28億２３００万円を追加要求すると説明。５月補正後の道路予算全体では前年度を若干上回る規模になる見通し。各県土の第１次配分額は次の通り。
▼鳥取県土40億３４００万円▼八頭県土６億７５００万円▼中部県土39億５０００万円▼米子県土21億５８００万円▼日野県土22億５５００万円▼本庁４億３８００万円

日刊建設工業新聞