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　福井市は、南消防署の建て替えに向けた設計業務について、基本設計、実施設計を一括発注とし、５月をめどに条件付き一般競争入札で公告へと運ぶ構えだ。
　市民が安全かつ安心して暮らすことができるよう、消防防災体制を充実強化するため、老朽化が著しく耐震性が劣る南消防署（花堂中１丁目）を建て替えるもの。
　現在の南署を使用しつつ、敷地内で建て替えを図る方針で、新たな消防署の想定規模はＳ造３〜４階建て延べ約２３００平方メートル。２６年度中の開署を目指しており、今年度から２カ年で設計を進め、２４年度からは建設工事に取り掛かる予定。
　当初予算では基本設計・実施設計の委託に向け、２カ年で総額１億２００万円の継続費を設定。また今年度は、現庁舎の一部を先行して解体するための改修設計も予定しているが、こちらは別途で発注する。
　なお、基本計画策定業務は出村建築設計事務所が担当。