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　金沢市が菊川１丁目の旧菊川町小学校跡地に建設した犀桜小学校新校舎の竣工式が１６日、同小体育館で行われ、市議や学校関係者、児童ら約１２０人が安全で快適な学び舎の完成を喜んだ。
　村山卓市長は「子どもたちには新しい校舎で校訓の至誠と創造のもと、豊かな人間性と個性を育み、未来を切り拓いていくたくましい心と力を培ってほしい」と式辞。来賓の小森卓郎衆院議員、高岩勝人市議会議長が祝辞を贈った。
　その後、施工者を代表してみづほ工業の梅谷基樹代表取締役社長に村山市長から感謝状が贈呈。６年生全員で喜びの言葉を述べ、感謝の気持ちを伝えた。式後には、桜の記念植樹や内見会も開かれた。
　旧の新竪町小と菊川町小の統合校の新校舎として建設。規模はＲＣ造４階建て延べ６０３１平方メートル。内装に地元産材をふんだんに使用し、浸水対策として普通教室を２階以上に設置した。犀川や河川敷の桜並木を見渡せる開放的な空間を設けたほか、旧校や地域の歴史に関する展示スペースも整備。体育館は耐震補強済みの既存施設を一部改修した。
　２０２０年１０月に着工し、先月末に完成。今月７日には真新しい校舎で入学式が行われた。総工費は約２２億８０００万円。今年度に残るグラウンド整備に着手する。
　実施設計は大屋設計（建築）、ムラシマ事務所（設備）、校舎施工はみづほ工業・橘建設・フレックス工業ＪＶ（建築）、アイテックムラモト・東亜電機工業ＪＶ（電気）、日栄商事・テッククリエイトＪＶ（給排水衛生）、サリック（空調）が担当した。