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前橋市の２０２２年度学校施設等整備の概要をまとめた。校舎長寿命化改修工事は、桂萱東小学校を対象として、５月以降に電気・機械設備工事などの公告が予定されている。トイレ大規模改修は山王小学校など５校と第六中学校など３校で実施。また、小学校５校、中学校３校の設計を進める。外壁落下防止工事は小中学校４校の施工を計画。このほか、永明小学校へのエレベーター設置に向けた実施設計や特別支援学校の空調設備改修、小学校校庭芝生化などを盛り込んだ。
21年度は５校で長寿命化改修工事を行ったが、22年度は桂萱東小のみ。すでに本体工事は公告されており、５月９日に開札する。予定価格は２億４７４４万円で、議会案件となっている。
施工範囲は同校の南校舎をメインとし、北校舎の一部も対象。改修部分床面積は１８８７�u。これから電気・機械の各設備工事と体育館床耐震化改修工事、体育館照明設備改修工事の４件が発注となる。設計はアーキズムあすか設計（前橋市）が担当した。
このほか、各事業の内容は次のとおり。
なお、工事・業務はいずれも一般競争入札で発注する方針。
【トイレ大規模改造】
小学校は◇山王◇桂萱◇細井◇荒牧◇桂萱東−の５校、中学校は◇第六◇木瀬◇桂萱−の３校を施工対象とした。いずれも７月からの現場入りを目指しており、第１四半期中の公告を掲げる。各校を個別の案件として扱う。施工内容は床面の乾式化、便器洋式化、老朽化した排水管の改修など。市立前橋高では、便器の洋式化工事を計画している。
23年度の施工に向けて実施設計に取り組むのは◇中川小◇若宮小◇二之宮小◇永明小◇原小◇第七中◇鎌倉中◇箱田中−の８校を予定している。６〜７月に個別に入札を行うもよう。
【外壁落下防止】
施工対象となるのは◇天川小◇新田小◇桃川小◇木瀬中◇市立前橋高−の５校。７〜11月の工期を設定している。うち、４件の工事発注は５〜６月を見込む。
【校舎等照明改修】
照明設備の老朽化に対応するとともに、ＬＥＤ化を図る。対象校は◇山王小◇桂萱小◇元総社小◇細井小◇荒牧小◇桂萱東小◇第六中◇桂萱中−の８校。第１四半期中に各校の工事を公告する考え。
【空調設備更新新設】
職員室など管理諸室をメインに、既存機器の更新や新設を行う。22年度は５小学校と特別支援学校を施工。いずれも５月ごろに一般競争が公告となる見通し。小学校は◇元総社小◇永明小◇大胡東小◇月田小◇原小−が施工対象となる。
【エレベーター設置】
バリアフリーに対応した校舎とするために、エレベーターを設置する。22年度は永明小への新設に向けて実施設計を委託する。６月までに入札を行う見通しとなっている。順調に進めば23年度に設置工事に取り組むとしている。
【校庭芝生化】
初年度の22年度は細井小と石井小で実施。張芝工を発注するのではなく、物品で芝生を購入し、各校児童が植え付け作業を行う方針となっている。両校をモデルケースとして、23年度以降の施工計画を練り、段階的に芝生化を広げる。