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滋賀産業新聞
2022/04/18
【滋賀】多賀町 久徳こども園の新園舎建築
多賀町は、老朽化により久徳地先の「多賀幼稚園」を隣地でこども園へと改築する「（仮称）久徳こども園」整備事業について、21年度プレゼンテーションで選定した設計案に基づき、施設整備工事費8億5000万円を含めた認定こども園建設事業費計8億8099万4000円を22年度当初予算に措置、早ければ5月頃にも新園舎の建築工事を発注したい考えだ。現時点では分離せず建築1本で発注の方向。町道事業として21年度発注・完了済みの工事用進入路に続いての、造成工事は発注済（3月28日開札）で6月末工期で進める。
22年度当初予算に措置した事業費は、施設整備工事費8億5000万円と道路改良工事費635万円を合わせた計8億5635万円の工事請負費と、設計監理委託料850万円、備品購入費800万円―他を含めた認定こども園建設事業費総額8億8099万4000円。なお、設計を進めてきた園舎の規模はＳ造2階建、延約1500平方㍍を想定。
新園舎の設計・監理は、21年度当初予算約4000万円で行ったプロポーザルで3社から大村建築設計事務所（長浜市）を選定し、同約2000万円で工事の進入路となる道路部分（車道幅約5㍍、全幅約7・5㍍、延長約80㍍）を含めた町道改良工事（設計は庁内）を発注・施工を完了。続いて園舎建設用地の造成工事（路体［築堤］盛土Ｖ2447立方㍍、表土鋤取・運搬Ｖ1128立方㍍、プレキャスト擁壁工Ｌ130・2㍍）を七福建設（多賀町）に21年度末発注済で、6月30日までに完了させる。
多賀町には現在、多賀幼稚園と多賀ささゆり保育園、18年4月に旧大滝保育園と旧たきの宮保育園が統合して新たにオープンした幼保一体化施設「大滝たきのみや認定こども園」の3つの小学校就学以前の園児が通う公立の幼児教育施設があり、社会福祉法人等が管理・運営する私立（民間）の幼稚園・保育園は設置されていない状況。
多賀幼稚園（多賀町久徳348）は、78年9月に竣工し翌年4月からオープンした旧久徳保育園の施設を利活用し、当時は幼稚園が無かった多賀小学校区の住民からの強い要望を受け、02年から定員90名規模の幼児教育施設として開設された。
建築年度が78年と古く施設の老朽化が課題となっている現在の園舎は、Ｓ造平屋建、699・82平方㍍規模。開園以来、大規模な改修工事は実施されておらず現在に至っており、2歳児から5歳児までの園児が通園している。
町教育委員会では、多賀幼稚園の建替えや改修等の老朽化対策を含め、町内における全体的な幼児教育施設のニーズや施設のあり方、運営などを検討し、老朽化した園舎対策等を盛り込んだ基本構想を19年度事業で取りまとめた。構想策定は庁内で行った。
基本構想の結果、同園については隣地で定員140名程の「こども園」としての改築方針を決定。方針を受け20年度は対象地の測量を委託し完了（鈴鹿設計事務所）、21年度は建設用地取得、指名型プロポーザルによる新園舎の設計案の選定から設計、進入路の道路部分の設計・施工、造成工事発注までを進め、22年度に新園舎の本体工事を発注・着工し、年度内に完了。23年度当初の新園舎供用開始とともに、現園舎の解体工事と跡地の駐車場整備を計画している。
提供：滋賀産業新聞
22年度当初予算に措置した事業費は、施設整備工事費8億5000万円と道路改良工事費635万円を合わせた計8億5635万円の工事請負費と、設計監理委託料850万円、備品購入費800万円―他を含めた認定こども園建設事業費総額8億8099万4000円。なお、設計を進めてきた園舎の規模はＳ造2階建、延約1500平方㍍を想定。
新園舎の設計・監理は、21年度当初予算約4000万円で行ったプロポーザルで3社から大村建築設計事務所（長浜市）を選定し、同約2000万円で工事の進入路となる道路部分（車道幅約5㍍、全幅約7・5㍍、延長約80㍍）を含めた町道改良工事（設計は庁内）を発注・施工を完了。続いて園舎建設用地の造成工事（路体［築堤］盛土Ｖ2447立方㍍、表土鋤取・運搬Ｖ1128立方㍍、プレキャスト擁壁工Ｌ130・2㍍）を七福建設（多賀町）に21年度末発注済で、6月30日までに完了させる。
多賀町には現在、多賀幼稚園と多賀ささゆり保育園、18年4月に旧大滝保育園と旧たきの宮保育園が統合して新たにオープンした幼保一体化施設「大滝たきのみや認定こども園」の3つの小学校就学以前の園児が通う公立の幼児教育施設があり、社会福祉法人等が管理・運営する私立（民間）の幼稚園・保育園は設置されていない状況。
多賀幼稚園（多賀町久徳348）は、78年9月に竣工し翌年4月からオープンした旧久徳保育園の施設を利活用し、当時は幼稚園が無かった多賀小学校区の住民からの強い要望を受け、02年から定員90名規模の幼児教育施設として開設された。
建築年度が78年と古く施設の老朽化が課題となっている現在の園舎は、Ｓ造平屋建、699・82平方㍍規模。開園以来、大規模な改修工事は実施されておらず現在に至っており、2歳児から5歳児までの園児が通園している。
町教育委員会では、多賀幼稚園の建替えや改修等の老朽化対策を含め、町内における全体的な幼児教育施設のニーズや施設のあり方、運営などを検討し、老朽化した園舎対策等を盛り込んだ基本構想を19年度事業で取りまとめた。構想策定は庁内で行った。
基本構想の結果、同園については隣地で定員140名程の「こども園」としての改築方針を決定。方針を受け20年度は対象地の測量を委託し完了（鈴鹿設計事務所）、21年度は建設用地取得、指名型プロポーザルによる新園舎の設計案の選定から設計、進入路の道路部分の設計・施工、造成工事発注までを進め、22年度に新園舎の本体工事を発注・着工し、年度内に完了。23年度当初の新園舎供用開始とともに、現園舎の解体工事と跡地の駐車場整備を計画している。
提供：滋賀産業新聞
