県鳥取県土整備事務所は国道178号・岩美道路建設事業について、安全施設工や舗装工、照明設置工や区画線工を6月以降順次発注していく。概算工事費の総額は10億円余りになる見込み。
県内交通安全施設が対象となる安全施設工事は、2〜5工区までの4件。2工区は浦富高架橋の中央分離帯(ガードレール)、浦富IC周辺の大型標識設置。6月発注で工事費は1億5000万円。3工区は牧谷トンネルを含む日野谷工区、4工区は東浜工区西側、5工区は同工区東側の中央分離帯(ガードレール)設置など。3件は7月発注で、工事費は1億2000万円から1億5000万円。
アンカー工対象の法面工事4工区は、東浜IC付近で鉄筋挿入工やグラウンドアンカー工に取り掛かる。工事費5000万円。6月発注見込み。
電気工事A級向けには2件。浦富IC付近と東浜IC付近の照明設置を発注する。6月発注で工事費は各4000万円。
舗装工事はアスファルトA級4件。1工区は浦富ICと県道網代港岩美停車場線との交差点、2工区は日野谷工区、3工区は東浜工区西側、4工区は同工区東側の舗装に取り掛かる。2〜4工区は7月発注で2工区が工事費5000万円、3・4工区は県内向けで工事費1億円。1工区は工事費2000万円で9月に発注する見込み。
区画線工事は浦富高架橋〜牧谷トンネル区間、日野谷工区〜東浜トンネル区間、東浜IC付近の3件に分けて9月ごろ発注する。工事費は各1500万円。
工事の工期末は来年2月で、今年度中の供用開始を目指す。
このほか、道路情報板設計(土木コン、6月発注・2000万円)と道路台帳作成(測量業務、9月発注・500万円)も発注する。
日刊建設工業新聞